ダイキャスト製とレジン製の違いって何?

スケールモデルに使用される素材には、主にダイキャスト製とレジン製があります。ダイキャスト製は昔からミニカーの製造素材として広く利用されてきましたが、近年はレジン製モデルも多く出回るようになり、それぞれ異なる魅力を放っています。

今回はそんなダイキャスト製、レジン製の違いを詳しく取り上げていきます。既に知っているよという方も、あまり素材の違いに関心がなかったという方も、ぜひこの機会に魅力を再確認してみてください。


ダイキャスト製とは、主に亜鉛合金(亜鉛ダイキャスト)やアルミ合金といった金属を溶かし、型に流し込むことでモデルを成形する製法です。

図:ダイキャスト製の型どりイメージ

型も金属製のため耐久性があり、一度作れば繰り返し利用できることから、大量生産が可能。製品単価を抑えやすい製造方法です。

ただし、金属製ゆえに曲がったり伸びたりといった可変性がないため、複雑な凹凸のある形状は再現しにくいことがあります。


一方、レジン製とはポリウレタン樹脂やエポキシ樹脂などの合成樹脂を使用した素材です。

図:レジン製の型どりイメージ

型、製品ともに樹脂製のため、金属のダイキャスト製と比較すると形状に可変性があり、より精巧に凹凸を再現しやすいのが特長です。

ただし、樹脂製で柔らかいため型が摩耗しやすく、一定のタイミングで製品から型を複製する必要があります。このため、製品単価としては高くなる傾向があります。


ダイキャスト製商品の魅力

■実車に近い重厚感と質感

素材に重厚感がありずっしりとした重みがあります。また、塗装の光沢やボディの質感も実車に近く、憧れの車を手中に収めて鑑賞しているような気持ちになります。

CN431807/CAR-NEL (カーネル) 1/43 スバル WRX STI Type RA-R (VAB) 2018 WR Blue Pearl

■優れた耐久性

温度変化や衝撃に強く、劣化しにくいというのも魅力の一つ。長い間しまい込んでいた商品も改めて開封してみると、重厚感や質感、色味、造形といったダイキャスト製の良さが、色褪せることなく存分に楽しめるのではないでしょうか。

■お手頃価格
大量生産に適した製法のため、お求めやすい価格帯であることが多いです。

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レジン製商品の魅力

高い再現性

製造方法でもご紹介した通り、伸縮性が必要な形状でもある程度対応ができるため、金属では抜けないような凸凹を緻密に再現することができます。

HS433BL/Hi-Story(ハイストーリー)1/43 SUBARU IMPREZA WRX STi (2002) WRブルー・マイカ

例えばこちらのサイドガーニッシュ。凹凸がぼやけず、より実車に近いシャープなボディが再現されています。

■少量から生産可能
金型を作る必要がないため、少量から生産できるのも利点の一つ。ダイキャストモデルでは採算が取れないような車種も、レジン製なら商品化できることがあります。

■塗料の載りが良い

樹脂製のため塗料のなじみが良く、美しい塗装もレジン製の魅力です。

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